盛岡中央高等学校
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一歩踏み出す勇気

舘澤 友利華

皆さんは初めて何かをするとき、弱気になってやめてしまうことはありませんか?その結果、自分自身の視野を狭めていませんか?

私は視野を広げるためにアデレードのブラックウッドハイスクールに一年留学してきました。私は小さいころから海外が大好きで、行きたいと思うことはあっても、あと一歩が踏み出せず、結局、日本国内で海外の人と交流するしかありませんでした。

しかし、中学三年生の時、中央高校のRコースを知ったときこのコースに入れば「きっと一歩が踏み出せる。」と確信しました。海外の人と交流する機会が圧倒的に多い、文化を学ぶと同時にコミュニケーションも多く取れると思い受験しました。海外という異国の地の魅力、グローバル人材として、海外で活躍したいという目的で私は迷わずRコースに志望しました。

留学中期にはコーディネーターのSimpsonさんの紹介で知り合いの方が経営しているカフェで毎週土曜日ボランティアに行っていました。ボランティア先のカフェは先住民であるアボリジニが多く暮らす地域であり、おかげで言葉だけではなく実際に先住民の方々とも交流できるとてもいい機会となりました

。私は料理が得意なこともあり主にキッチンで料理を作っていました。カフェはいつも常連さんでにぎわっており、ランチの量もとても多く作ることへの充実感も感じていました。ソフィーさんというこのカフェを経営している方と軽く会話をしながら料理するのが習慣となり、幅広い考え方や意見はとても参考になりました。

一年間の留学を振り返ってみると、最初は発音に苦労したり、積極的に動けなかったりともったいない時間を過ごしていましたが、様々な気づきの中で意識が大きく変わったと思いました。話せずとも伝えようとする努力をしたり、授業にも積極的に参加するようになったりと少しだけ変われたように感じました。

そして何よりもこの留学のおかげでもともと得意だったリスニング力がさらに伸びたような気がします。この留学で得たことを無駄にしないようにこれからもしっかり勉強していきたいと思います。そして、卒業後は、ハリウッドで活躍するヘアスタイリストを目指すため、アメリカ、ロサンゼルスにあるKC beauty Academyというハリウッドで活躍している日本人女性が設立した大学に進学をしたいと考えています。自分の夢を叶えるべくこれから英検、TOEICなどの検定を取得していきたいと思います。

最後になりますが、この留学では先生方やコーディネーターさん、中央高校など、たくさんの方々に支えられていることを実感しました。特に家族にはたくさんの迷惑をかけ、感謝してもしきれないほどです。留学というとても貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。