盛岡中央高等学校
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異国での一年から得たもの

畠 一世

私は2014年の1月から12月までの約一年間、オーストラリアのグレナンガインターナショナルスクールに留学しました。盛岡中央高校のRコースは留学地の選択肢がアデレードとシドニーありますが、アデレードの方が日本人は少ないと聞いたので、より英語力を伸ばすことができると考え、アデレードに留学しました。私が通っていた高校はインターナショナルスクールなので、様々な人種の生徒がいました。

それでも日本人はとても少なく、英会話の練習にはとてもいい環境だったと思います。ただ、やはり初めのうちは生活習慣の違い、言語の壁などを強く感じ、不安ばかりの毎日でした。最初は、ISECという留学生のクラスに入って勉強していたのですが、そのクラス内でも中国などから来ている留学生に比べ英語力に遅れを感じて、何度も日本に帰りたいと思っていました。

しかしオーストラリアにもようやく慣れてきたころにISECの過程を終了し、一般の生徒と同じクラスに移りました。そのクラスではインドネシア人やインド人など様々な国出身の友達もでき、何か困ったことがあってもいつも気にかけてくれて、何度も助けられました。また、一般のクラスに移ってからは音楽の授業を選択しギターアンサンブルに所属して活動していました。そこでも新しい友達ができて一般のクラスに移ってからはかなり英語力が伸びたと思います。一般のクラスは授業の内容や課題がとても難しく夜遅くまで作業することもありましたが、それをやりきったという達成感は今までの16年の中でもとても大きく、成績で表彰されるという結果に表れたことも自信につながりました。

この一年という長い留学生活は楽しいことばかりではなくつらいことの方が多かったですが、それでもこの一年で身につけられた英語力、成長はこれからの将来に強い影響を与えると思います。誰でもできるというわけではない”留学”という経験をできて本当に良かったです。この経験を生かしさらに自分を高めていきます。